
弊社は偏光レンズ販売において
左右一組で2,200円(税込)の加工賃をいただいております。
(加工賃は偏光レンズ代に含まれています。)
この加工賃が高いか安いかを判断されるのはお客様です!
宅配のめがねやさん、偏光サングラスの加工手順を大公開します!
商品レンズを加工する前に、まずは加工練習用レンズで試し刷りをします。
加工機のトレーサーにフレームをセットし、フレーム形状・数値をインプットします。
レンズ面で白く見えるのが「ひずみ(歪み)」であり、ひずみの部分は偏光が効いていません。
レンズ周辺部の圧迫と、フレームとレンズカーブが均一でないことが原因です。
加工機はレンズ全体を均一に削ってしまうので、圧迫されてるところを手刷りで少しずつ削っていきます。
また、レンズカーブとフレームカーブを均一に合わせるためフレームカーブの微調整もします。
手刷りとカーブ調整を何度かくり返すと、ひずみがほとんど無くなりました。
ここまで調整が完了したら、ようやく商品レンズの加工に移ります。
偏光軸が5度以上ズレると偏光度が弱まるので、
軸打ち器で偏光軸がズレないよう慎重にセットします。
更に「ひずみ」計で偏光軸に狂いがないか再確認をし、加工を開始します。
練習用レンズで完璧に仕上げても、商品が同じように仕上がるとは限りません。
フレームを再調整し、更に手ずりで何度か微調整を繰り返すと、ひずみはほとんどなくなりました。
仕上げにはレンズのガタツキやキシミをなくす為、溝の形状に合わせて専用パッキンを入れます。
全周貼ることにより、万一ネジが緩んでレンズが外れてもレンズが落下しづらくなります。
ただ、パッキンを入れるとまたひずみが出ることがありますので再度微調整をします。
ここまでやるのは「こだわり」というより作り手の自己満足です。
周辺部に「ひずみ」が残っていても、見え方に悪影響を及ぼすことはありませんのでご安心下さい。
度付きレンズやフレームによっては、あえてわずかな「ひずみ」を残す場合もあります。
フレーム周辺部に残る「ひずみ」は偏光性能を損なうことはありません。
この作業を左右繰り返して、最後の仕上げです。
ネジに緩み止めを付けてしっかり固定します。
テンプル(腕)とフロント(前枠)の繋ぎ目にオイルをさし直して
レンズの汚れをきれいに拭き取り、ガタツキの有無を再度確認。
傷はないか、偏光軸は狂ってないか、を再度チェックして
完成です!
この瞬間がなんとも言えません。
お客様が掛けた時の笑顔が浮かんでくるようです。
そしてこの後・・・
複数人のスタッフが交代でお渡し(発送)前の最終チェックです。
ベテランだけあって、あら探しはお得意です(笑)
この最終難関を突破したものが皆様のお手元に届くようになっています。
再調整で戻ってくるものもたまにあります(泣)
楽しい釣りのお役に立てます様に!















